☕Struts世代の私が見た!Javaフレームワークの進化とSpring Bootの利点🚀
こんにちは❗たねまつです👦
私はかつてJavaの開発現場で「Struts」というフレームワークを使っていました。
当時はそれが“王道”で、どの企業でもStrutsで業務システムを作っていた時代です。
でも、今の主流は Spring Boot(スプリングブート)。
久しぶりにJavaを調べてみると、まるで“別の言語”のように進化していて驚きました😳💦
今日は、そんな StrutsからSpring Bootへの進化の物語 を、これからSEを目指す人や勉強中の方に向けてわかりやすく解説します⭐
🧩 フレームワークの役割とは?
そもそもフレームワークとは、
「プログラマーによるスキルの差を埋めるための“開発の型”」 です。
昔はプログラマーごとにコードの書き方がバラバラで、
メンテナンスする人が苦労していました😅
そこで登場したのが、Strutsのようなフレームワーク。
共通のルールや流れを作ることで、チーム全体の品質を安定させたのです。
🧱 私が現場で使っていた「Struts」とは?
Strutsは2000年代に大流行したJavaのWebフレームワーク。
MVCモデル(Model-View-Controller)をベースにした構造で、
JSP(画面) → ActionForm(入力データ) → Action(処理) → JSP(出力)
という明確な流れがありました。
① JSPからのリクエスト
② ActionFormにデータを格納
③ Actionクラスを呼び出し
④ ビジネスロジックを実行
⑤ JSPで結果を表示
この流れをすべて XML設定ファイル(struts-config.xml) で管理していたのが特徴です。
💡便利だった「DynaActionForm」
通常はフォームクラスを毎回定義しますが、DynaActionFormを使えば
XMLだけで項目を設定でき、クラスを作らずに済むという裏技的な機能もありました。
🛡️ 入力チェックのvalidate()メソッド
入力データの妥当性チェックをActionFormに書くスタイル。
「サーバ側で確実に検証する」という当時としては先進的な設計でした。
⚙️ そして時代は「Spring Boot」へ
ところが、時が流れて――
「設定が多すぎる」「開発スピードが遅い」
そんなStrutsの弱点が目立ち始めました💦
そこで登場したのが Spring Boot。
今やJavaの標準フレームワークと言われる存在です。
Spring Bootは
「設定よりも慣例(Convention over Configuration)」
という思想で、最初から動く状態でスタートできるのが魅力✨
XMLはほぼ不要。
アノテーションで簡潔に書けます。
@RestController
public class HelloController {
@GetMapping("/hello")
public String hello() {
return "Hello, Spring Boot!";
}
}
これだけでWebアプリが動く時代に。
Strutsで1日かけて構築していたものが、わずか数分で起動します🚀
🔄 StrutsとSpring Bootの比較
🕰️ Spring BootがStrutsを追い抜いたのはいつ?
おおよそ 2015年頃らしい。
Spring Bootが安定版として普及し始め、クラウド化・API開発が主流になる中で
Strutsの時代は終わりを迎えました。
Strutsのサポート終了や脆弱性問題(Struts2のApache事件など)もあり、
企業システムの多くがSpring Bootに移行していきました。
⚖️ Spring Bootのメリットとデメリット
✅ メリット
-
設定が少なく、すぐ動く
-
REST API・クラウド対応が標準
-
豊富なライブラリ(Spring Security, JPAなど)
-
コミュニティが活発で学びやすい
⚠️ デメリット
-
“全部入り”でメモリ消費がやや多め
-
自動設定が多く、ブラックボックス化しやすい
-
小規模アプリにはオーバースペックな場合も
🧭 なぜStrutsは使われなくなったのか?
-
XML中心で構築・修正が手間
-
クラウド・API時代に合わない構造
-
セキュリティリスク(Struts2の脆弱性)
-
Spring Bootの登場で完全に置き換え可能に
いわば、時代の流れが“スピード重視”に変わったのです。
Strutsは堅牢だったけれど、柔軟さには欠けていました。
🔮 これからのJavaフレームワークは?
現在、Spring Bootのほかにも
Quarkus や Micronaut といった“軽量で高速な”フレームワークが登場しています。
これらはクラウドネイティブやサーバレスを意識した次世代型。
起動が早く、メモリ使用量も少ないのが特徴です。
つまり今後のJava開発は、
「重厚な業務アプリ」から「軽量でスケーラブルなサービス」へ
と進化していくでしょう。
🌟 最後に:フレームワークは“時代の鏡”
Struts → Spring Boot → Quarkus...
フレームワークの変化は、開発者の価値観の変化でもあります。
昔は「安定性」や「統一性」が重視されていたけれど、
今は「スピード」と「柔軟性」が求められる時代。
だからこそ、これからSEを目指すあなたへ。
「フレームワークを覚えること」ではなく、
その“思想”を理解することが大切なんです。
生成AIが開発現場がどのように変わっていくかを私も勉強しながら
変化を楽しむ姿勢が、エンジニアとしての一番の武器です💪
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